ハガイ書前置き(ハガイ書を読む)
旧約聖書には、預言書は、大預言書が5、小預言書が12ありますが、ゼファニヤ書は小預言書のひとつで、捕囚期後の預言書です。
同時代には、ゼカリヤがいます。
ハガイ書は、ユダヤ人がバビロン捕囚からエルサレムに帰還した後の話が書かれています。
ハガイは、南ユダで活躍した預言者です。系図はなく父親も不明です。
ハガイと言う名は、ヘブル語の「祭り」からきているそうです。
ハガイに主の言葉が下ったのは、ダレイオス王の第二年六月1日、紀元前520年です(1章1節)。
ここから推測して、ハガイが預言者として活躍しているのは、ゼファニヤより100年ほど後、バビロン捕囚から解放され、イスラエルへの帰還が許されて18年後ということになるのでしょう。
ペルシヤ王のクロスの勅令により、紀元前538年にすべての民の帰還が赦されました。
神殿再建の経緯
紀元前587年に南ユダの首都エルサレムの都が陥落し、主だった者は皆、捕囚としてバビロンに連れて行かれました。
そして半世紀後の紀元前539年にバビロニア帝国が新興ペルシャ帝国によって滅ぼされ、その翌年にユダヤ人のイスラエル帰還と神殿再建が許されました。
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