ゼファニヤ書前置き
旧約聖書には、預言書は、大預言書が5、小預言書が12ありますが、ゼファニヤ書は小預言書のひとつで、捕囚期前の預言書です。
「ゼファニヤ」と表記される預言者の名前の意味は、「主が隠される」、あるいは、「主が隠し、秘め置いている事柄」だと言うことです。
それは同時に、主が隠された事柄が、主を尋ね求める者によってのみ開示されることを示唆しているとも考えられています。
「預言者ゼファニヤ」は、「主の日」に主がなそうとしておられることを当時の南ユダ王国(首都エルサレム)の人々に語り伝えました。
時代背景は、預言者ゼファニヤは自分の系図を開示し、5世代前まで遡って明らかにしています。
ヒゼキヤ(善王)―マナセーアモンーヨシヤ(善王)です。
4世代前は、ヒゼキヤ(1章1節)ですから、自分が「ヒゼキヤ」という南ユダの王の系譜にある者であることを伝えたかったのでしょうか。
ゼファニヤは、ヨシヤ王の時代に南ユダ王国で活躍した預言者です。
最近のコメント