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カテゴリー「ハバクク書を読む」の記事

2022年6月 5日 (日)

ハバクク書前置き(ハバクク書を読む)

旧約聖書には、預言書は、大預言書が5、小預言書が12ありますが、ハバクク書は小預言書のひとつで、捕囚期前の預言書です。
ハバククはおそらくエルサレムの神殿に仕える職業的な預言者ではないかと思います。

 

ハバククは、「抱擁する、容認する」と言う意味で、南ユダ王国の預言者であると言うだけで、詳しいことはなにも分からないそうです。

 

ハバククが活躍した時代も分からないのですが、バビロニア・メデイア連合軍がアッシリア帝国の首都ニネベを陥落させた紀元前612年より以前で、南ユダ王国のヨシヤ王からエホヤキム王の間の時代ではとされています。
同時代の預言者は、ナホム・ゼバニア・エレミヤです。

 

他の預言者の預言は、神の言葉を神の民イスラエル、または敵に対して語ったものですが、ハバククは、神との対話を記録する形をとっています。

 

 

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預言者の嘆きと主の答え(ハバクク書を読む) 1章

聖書箇所は、1章1節から11節です。
●1節.預言者ハバククが見た託宣。

 

「託宣」を辞書で調べると、「神が人にのりうつったり、夢の中に出現したりして人間に伝える意志。」とありました。
「ハバククが見た」とありますから、神がハバククに対し、幻でご自分の意志を明らかにされたので、そのことを伝えようとしているのでしょう。

 

●2節.主よ、いつまで助けを求めて叫べばよいのですか。/あなたは耳を傾けてくださらない。/「暴虐だ」とあなたに叫んでいるのに/あなたは救ってくださらない。
●3節.なぜ、あなたは災いを私に見せ/労苦を眺めたままなのですか。/私の前には破壊と暴虐があり/争いといさかいが起こっています。
●4節.こうして、律法は力を失い/正しい裁きがいつまでも下されません。/悪しき者が正しき者を取り囲み/そのため、裁きが曲げられています。

 

ハバククが2節で「いつまで」、3節で「なぜ」と神に問いかけているのは、「災いと労苦」「破壊と暴虐」「争いといさかい」、そして、「律法は力を失い/正しい裁きがいつまでも下され」ないと言う現実があるからです。

 

 

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預言者の嘆き(ハバクク書を読む)

聖書箇所は、1章12節から17節です。
●12節.主よ、あなたは永遠の昔から/わが神、わが聖なる方ではありませんか。我々は死ぬことはありません。主よ、あなたは我々を裁くために/彼らを備えられた。岩なる神よ、あなたは我々を懲らしめるため/彼らを立てられた。

 

ハバククは混乱しています。そして、訴えています。
「わが神、わが聖なる方ではありませんか。」と問いかけて、「あなたは我々を懲らしめるため/彼らを立てられた。」ですから、バビロンをイスラエルに対して神の裁きを行なう器として用いられるというようなことがあっても良いのでしょうか、と問いかけているのでしょう。

 

「我々は死ぬことはありません。」というのは、神がご自分の民を滅ぼされるようなことはないと自問自答しているのでしょう。
と言うことは、ハバククは、神はご自分の民イスラエルを、懲らしめのために裁かれることはあっても、滅ぼすことはなく、バビロンをそのために興されたことを認めているのです。

 

 

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主の答え(ハバクク書を読む)2章

聖書箇所は、2章1節から20節です。
●1節.わたしは歩哨の部署につき/砦の上に立って見張り/神がわたしに何を語り/わたしの訴えに何と答えられるかを見よう。

 

ハバククは、今、「歩哨の部署につき」「砦の上に立って見張る」と言っています。
それは、「神がわたしに何を語り/わたしの訴えに何と答えられるかを見よう。」ですから、見張り所で、主が語られるどんなに小さな声でも決して聞き逃さない、とする姿勢です。

 

と言うことは、あまりにも多くの人が、主の声を聴くことをあきらめてしまっていたからでしょう。
それは、「神に逆らう者が、自分より正しい者を/呑み込んでいる」のを見て、ハバククは、受け入れがたいものを感じていたのと同様のことを多くの人も感じていたので、主の声を聞くことをあきらめていたのでしょう。

 

●2節.主はわたしに答えて、言われた。「幻を書き記せ。走りながらでも読めるように/板の上にはっきりと記せ。
●3節.定められた時のために/もうひとつの幻があるからだ。それは終わりの時に向かって急ぐ。人を欺くことはない。たとえ、遅くなっても、待っておれ。それは必ず来る、遅れることはない。

 

 

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賛美の歌(ハバクク書を読む) 3章

聖書箇所は、3章1節から19節です。
●1節.預言者ハバククの祈り。シグヨノトの調べに合わせて。

 

「シグヨノトの調べに合わせて。」とは、ハープのような小さな弦楽器の調べに合わせてということだと思いますが、その調べがどのような調べかわかりません。調べに合わせて祈っていたのですね。

 

ハバククは、幻で神の御業、ご計画を知り、神殿礼拝における賛美で用いる歌として残そうとしていたのでしょうか。

 

●2節.主よ、あなたの名声をわたしは聞きました。主よ、わたしはあなたの御業に畏れを抱きます。数年のうちにも、それを生き返らせ/数年のうちにも、それを示してください。怒りのうちにも、憐れみを忘れないでください。

 

ハバククは幻で見せられた神の御業に畏れを抱き、「数年のうちにも、それを生き返らせ/数年のうちにも、それを示してください。」ですから、過去になされた偉大な救いのみわざを見せて欲しいという訴えと同時に、「主よ、早く来てください。」と切望しています。

 

 

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