主の告発(ミカ書を読む)7章
聖書箇所は、7章8節から20節です。
●8節.わたしの敵よ、わたしのことで喜ぶな。たとえ倒れても、わたしは起き上がる。たとえ闇の中に座っていても/主こそわが光。
●9節.わたしは主に罪を犯したので/主の怒りを負わねばならない/ついに、主がわたしの訴えを取り上げ/わたしの求めを実現されるまで。主はわたしを光に導かれ/わたしは主の恵みの御業を見る。
●10節.「お前の神、主はどこにいるのか」と/わたしに言っていた敵は/このことを見て恥に覆われる。わたしの目はこの様を見る。今や、敵は路上の泥のように踏みつけられる。
8章10節は、ミカの時代には、エルサレムはまだ破壊されていませんが、やがてエルサレムが再建する前に破壊されることをミカは神の幻によって見ているのでしょう。
また、この8節から10節の「わたし」はエルサレムを擬人化しているのでしょう。
まず預言者ミカは、エルサレムは、「わたしの敵よ、わたしのことで喜ぶな。たとえ倒れても、わたしは起き上がる。たとえ闇の中に座っていても/主こそわが光。」(8節)と(信仰)告白します。
そして、9節で「たしは主に罪を犯したので/主の怒りを負わねばならない」と預言者ミカは、主の怒りと裁きは、自分たちの罪のためとし、それを当然受けるべき主からの報いととらえて、「主はわたしを光に導かれ/わたしは主の恵みの御業を見る。」ですから、そこにイスラエルの回復の希望を見ます。
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