ニネベの悔い改め(ヨナ書を読む)3章
聖書箇所は、3章1節から4章10節です。
アモス書では北イスラエルがアッシリア帝国によって滅ぼされることが示唆されていますが、ヨナ書ではその首都ニネベで大きな悔い改めが起こって国力が回復したことの背景が記されています。(3章)
●3章1節. 主の言葉が再びヨナに臨んだ。
●2節.「さあ、大いなる都ニネベに行って、わたしがお前に語る言葉を告げよ。」
●3節. ヨナは主の命令どおり、直ちにニネベに行った。ニネベは非常に大きな都で、一回りするのに三日かかった。
「主の言葉が再び」ですから、主は、二度、三度同じように立ち直る、あるいは再出発の恵みを下さるのです。
ヨナは、喜び勇んでということではなかったかも知れませんが、「ヨナは主の命令どおり、直ちにニネベに行った。」のです。
今度は、ヨナも従順です。嵐の海での経験、巨大な魚の腹の中で三日三晩過ごした経験が、ヨナを従順にさせたのでしょう。
ニネベ は、「非常に大きな都」で「一回りするのに三日かかった。」とあります。
行巡るだけで三日かかったとしています。
3日歩く距離といえば100~120kmくらいでしょう。東京23区の周囲が140~150kmらしいです。
●4節. ヨナはまず都に入り、一日分の距離を歩きながら叫び、そして言った。「あと四十日すれば、ニネベの都は滅びる。」
アッシリア帝国の首都ニネベの町にやって来た小国イスラエルの預言者の告げる言葉に耳を傾けてくれる人がいるのでしょうか。
逆に、ニネベの人々にニネベの都の滅びを告げて、誰も聞かないどころか、危害を加えられることも考えられます。
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