前置き(ヨエル書を読む)
「ヨエル書」は、わずか4章からなる小預言書で、記述預言書です。
未曾有の大災害をもたらすイナゴの大軍の来襲を「主の日」、つまり主がご計画があってなされた出来事として語られています。
この主の日がヨエル書の大きな主題となります。
イスラエルに災難として降りかかる出来事は、神のさばきであり、同時に、神の救い(回復)の恩寵でもあるのです。
つぎに、この預言書が書かれた時代ですが、預言者ヨエルのプロフィールについての情報は1章1節の「ペトエルの子ヨエル」のみです。
そして、自分が語る内容は、主から与えられたものであると述べています。
時代背景ですが、ヨエルは南王国ユダの預言者であって、時代的にはオバデアに続く預言者です。
オバレヤ書もヨエル書と同じで、主題は「主の日」です。
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