聖書の箇所は、39章1節から29節です。
終末における艱難の7年が始まる前、艱難時には自然界の異変(豪雨、雹、火と硫黄が降る、大地震など)があります。こうした出来事はいったい何を物語っているのでしょうか。
ここ39章は38章の続きで、ゴグを主が徹底的に叩かれます。
それは、このことを通して、ご自分の聖なる名を現し、諸国民が、そしてイスラエル自身が、この方こそ主であることを知るためだと言われています。
そう、なぜこのような艱難をもって主はわたしたちにご自分の存在を知らしめようとされるのか。
それはわたしたちに自分の方を向いてほしいから。愛してほしいから。それは最終的にはすべての被造物を救いたい、という強いお気持ちからではないでしょうか。
地獄に送ってお終いなら、ほっておけば良いことです。
●1節.人の子よ、あなたはゴグに向かい預言して言いなさい。主なる神はこう言われる。メシェクとトバルの総首長ゴグよ。わたしはお前に立ち向かう。
●2節.わたしはお前を立ち帰らせ、お前を導いて北の果てから連れ上り、イスラエルの山々に来させる。
●3節.そして、お前の左手から弓を叩き落とし、右手から矢を落とさせる。
主は38章と同じ言葉を繰り返されています。
2節と3節を読めば、「わたしは・・・させる」という言葉を使いご自分がこれらのことを全て行なっていると言われています。
ゴグが行なっていることは全て、初めから主が注意深くそうさせておられた、ということです。
全ての出来事は主の御手の中にあります。主が支配を受けない領域というのは存在しません。
だから、わたしたち個人の生活のなかで、どんなことが起こっても、それは主が起こしておられることなのだ、と認めることができるのです。
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