前置き(ペトロの手紙二
本書は手紙の形式で書かれていますが、内容は書簡形式の文書です。
そして、本書でペトロは死を間近にしている者(1章12~15節)として、使徒ペトロの遺訓の形で書かれています。
そして、著者は読者に、この使徒ペトロの勧告に従うように強く勧めています。
内容も、使徒ペトロは、世を去る時が近いことを予感し、教えをまとめ、後に残る者たちに将来に起こる危険を予告・警告し、それに対処する心構えを書いています。
この手紙は、ペトロが書いたものではなく、ペトロの死後に別の人物が ペトロの名によって書いた文書であることは明らだとされています。
その理由は、文書内容もさることながら、この書簡はギリシア語で書かれていて、アラム語を母語とするペトロのものとは考えられない。
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