結びの言葉(5章)
聖書の箇所は、ペトロの手紙一5章12節から14節です。
●12節.わたしは、忠実な兄弟と認めているシルワノによって、あなたがたにこのように短く手紙を書き、勧告をし、これこそ神のまことの恵みであることを証ししました。この恵みにしっかり踏みとどまりなさい。
●13節.共に選ばれてバビロンにいる人々と、わたしの子マルコが、よろしくと言っています。
●14節. 愛の口づけによって互いに挨拶を交わしなさい。キリストと結ばれているあなたがた一同に、平和があるように。
「シルワノによって」(12節)は、手紙の執筆者ではなく手紙を届ける人物を指しているのでしょう。
シルワノは、使徒言行録に出てくるシラスのことでしょう。
また、挨拶を送る「バビロンにいる人々と、わたしの子マルコ」のマルコは福音書を書いたマルコのことでしょうが、わたしの子と言っているのは、信仰の上での愛弟子という意味でしょう。
年齢が大きく離れていて、よほど親しかったのでしょう。
「愛の口づけによって互いに挨拶を交わしなさい。」は、ほかの手紙でも、パウロがよく用いている挨拶の言葉です。
本当に口づけするのではなく、親愛のしるしとしてこのように表現しているのでしょう。
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