結びの言葉(6章)
聖書の箇所は、エフェソの信徒への手紙6章21節から24節です。
●21節.わたしがどういう様子でいるか、また、何をしているか、あなたがたにも知ってもらうために、ティキコがすべて話すことでしょう。彼は主に結ばれた、愛する兄弟であり、忠実に仕える者です。
●22節.彼をそちらに送るのは、あなたがたがわたしたちの様子を知り、彼から心に励ましを得るためなのです。
●23節.平和と、信仰を伴う愛が、父である神と主イエス・キリストから、兄弟たちにあるように。
●24節.恵みが、変わらぬ愛をもってわたしたちの主イエス・キリストを愛する、すべての人と共にあるように。
この手紙の著者は、結びで本書をパウロの手紙としての形式をもって結びます。
すなわち、パウロが他の手紙でも通例そうしているように、個人的な知らせと祝福の言葉とで結んでいます。
ここの祝福の言葉で、「信仰を伴う愛」は、解説によると、「信仰に伴う愛」と理解すべきではということです。
ティキコは、パウロがローマで鎖につながれているとき、傍で世話をしていました。
この手紙の著者は、このティキコから獄中のパウロの言葉を聞き、それをもとにこの手紙を書いたのかも知れません。
「平和と、信仰を伴う愛が、・・兄弟たちにあるように。恵みが、変わらぬ愛をもって・・主イエス・キリストを愛する、すべての人と共にあるように。」と、著者は、祈りの言葉を持って、この手紙を締めくくります。
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