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カテゴリー「ローマの信徒への手紙を読む」の記事

2019年3月30日 (土)

神への賛美(16章)

聖書の箇所は、ローマの信徒への手紙16章25節から27節です。

 

●25節.神は、わたしの福音すなわちイエス・キリストについての宣教によって、あなたがたを強めることがおできになります。この福音は、世々にわたって隠されていた、秘められた計画を啓示するものです。

 

●26節.その計画は今や現されて、永遠の神の命令のままに、預言者たちの書き物を通して、信仰による従順に導くため、すべての異邦人に知られるようになりました。

 

 

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個人的な挨拶(2)(16章)

聖書の箇所は、ローマの信徒への手紙16章17節から24節です。

 

●17節.兄弟たち、あなたがたに勧めます。あなたがたの学んだ教えに反して、不和やつまずきをもたらす人々を警戒しなさい。彼らから遠ざかりなさい。

 

パウロは、何か心配事をもっているのでしょう。

 

手紙の最後に「あなたがたの学んだ教えに反して、不和やつまずきをもたらす人々」に警戒しなさいと付け加えています
これまで気になりながら明言してなかった心配事を、最後に書かないではおれなかったのでしょう。

 

その心配事である「あなたがたが学んだ教え」とは、伝えられて学んだ「教え」(教えの規範ともいわれています)ですから、福音の基本的な内容を指しているのでしょう。

 

このような福音の基本的な教えに反した教えを持ち込んで、「不和やつまずきをもたらす人々」は、集会内での異なった意見を持つ人たちや批判する人たちを指すのではなく、外から入ってきて、「異なる福音」によって集会を分裂させ、信徒をつまずかせようとする人たちを指しているのではないでしょうか。

 

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2019年3月28日 (木)

個人的な挨拶 (1)(16章)

聖書の箇所は、ローマの信徒への手紙16章1節から16節です。

 

この16章の全部または一部が、別の手紙が付け加えられたものではないかという問題があるそうですが、その様なことはこの手紙を読むのにあまり関係なさそうですのでわたしは深入りしません。

 

●1節.ケンクレアイの教会の奉仕者でもある、わたしたちの姉妹フェベを紹介します。

 

この1節と2節は、姉妹フェベの紹介状です。

 

この姉妹と言うのは親族関係の姉妹ではなく、キリストにある者の兄弟姉妹のことでしょう。

 

姉妹フェベがこのローマ書を携えてローマの集会に行ったことになります。

 

解説によると、「フェベ」という女性名は、ギリシア神話の「フォイベ」からきていて、当時、奴隷には神話の中の名をつけ、解放された後も

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2019年3月27日 (水)

ローマ訪問の計画(15章)

聖書の箇所は、ローマの信徒への手紙15章22節から33節です。


●22節.こういうわけで、あなたがたのところに何度も行こうと思いながら、妨げられてきました。


「こういうわけで」というのは、14節から21節でパウロが言っているように、異邦人への使徒としての使命から、「キリストの名がまだ知られていない所で福音を告げ知らせる」働きを果たさなければならないという事情を指しているのでしょう。


「何度も行こうと思いながら、」ですから、そういう事情があるがローマを訪れることはすぐにはできなかったと言い訳しているのでしょう。


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宣教者パウロの使命

聖書の箇所は、ローマの信徒への手紙15章14節から21節です。


●14節.兄弟たち、あなたがた自身は善意に満ち、あらゆる知識で満たされ、互いに戒め合うことができると、このわたしは確信しています。
パウロは、「兄弟たち」と同じ志を持つ兄弟として親しみをこめて呼びかけます。


パウロはまだ一度もあっていない兄弟に「あなたがた自身は善意に満ち、あらゆる知識で満たされ、互いに戒め合うことができると、このわたしは確信しています。」と語ったのは、ローマの集会に対する配慮でしょう。


「かなり思い切って書きました。」というのは、パウロはこの手紙を、とくにユダヤ人キリスト信徒を念頭において書いているのですが、その中には「ところどころ」ユダヤ人キリスト信徒が驚くようなこと(その理由は15節以降)を「かなり思い切って」書いたと意識しているのでしょう。


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2019年3月25日 (月)

福音はユダヤ人と異邦人のためにある

聖書の箇所は、ローマの信徒への手紙15章7節から13節です。

 

●7節.だから、神の栄光のためにキリストがあなたがたを受け入れてくださったように、あなたがたも互いに相手を受け入れなさい。
ユダヤ教律法の食物規定の問題で対立するローマの信徒たちに対して、パウロは「キリストがあなたがたを受け入れてくださったように、あなたがたも互いに相手を受け入れなさい。」と互いに受け入れることを求めます。

 

キリストに属する民として、あなたたちが互いに受け入れるならば、それは神の栄光を顕すことになり、互いに受け入れず裁き合うならば、それは神の栄光を傷つけることになる。だから「神の栄光のために」互いに受け入れなさいと言うことでしょう。

 

●8節.わたしは言う。キリストは神の真実を現すために、割礼ある者たちに仕える者となられたのです。それは、先祖たちに対する約束を確証されるためであり、

 

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自分ではなく隣人を喜ばせる

聖書の箇所は、ローマの信徒への手紙15章1節から6節です。

 

●1節.わたしたち強い者は、強くない者の弱さを担うべきであり、自分の満足を求めるべきではありません。
「強い者は、強くない者」とは、信仰の確信の強い者と弱い者を指すのでしょう。

 

信仰の確信の強い者は、「確信の弱い人」を受け入れるようにと強い者に勧告します。
信仰の「確信の強い人」は、ともすると「自分の満足を求める」ですから、自分の確信の強さを誇り、良心に縛られない自由な振る舞いをします。

 

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2019年3月23日 (土)

兄弟を罪に誘ってはならない

聖書の箇所は、ローマの信徒への手紙14章13節から23節です。

 

●13節.従って、もう互いに裁き合わないようにしよう。むしろ、つまずきとなるものや、妨げとなるものを、兄弟の前に置かないように決心しなさい。

 

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兄弟を裁いてはならない

聖書の箇所は、ローマの信徒への手紙14章1節から12節です。

●1節.信仰の弱い人を受け入れなさい。その考えを批判してはなりません。

キリストに属する者でも信仰の弱い人と強い人があります。

その人たちがこの世でどのように歩むべきかをパウロは説きます。

ここの「信仰の弱い人」とは確信の弱い人のことで、その人たちを受け入れなさいと説きます。

「強い人」は15節で出てきます。

それでは、信仰の強い弱いとはどういうことでしょうか。

信仰が強い弱いと言いましても、キリストを告白する信仰は神の賜物ですから本人の問題ではないと思います。

それでは、キリストにあってこの世を生きる際のその生き方に対する確信ということでしょうか。

生き方において強いとか弱いと言うのは、詳しく調べてみると、パウロは、キリストを信じる者たちの中で、モーセ律法を守らなければならないと信じている人たちと、守らなくてもよいと考えている人たちの融和を図る中で、その様な言葉を使っているようです。

 

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救いは近づいている

聖書の箇所、ローマの信徒への手紙13章11節から14節です。

●11節.更に、あなたがたは今がどんな時であるかを知っています。あなたがたが眠りから覚めるべき時が既に来ています。今や、わたしたちが信仰に入ったころよりも、救いは近づいているからです。

パウロは信徒たちに、「今がどんな時」と語りかけて、その時は、「眠りから覚めるべき時」と言っています。

この「時」はカイロスの時で、神の時を指します。

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