前置き
パウロは当時の手紙の通例に従って、発信人 (一節)と宛先人(二節)、および平安の挨拶(三節)を書いています。
発信人は「神の御心によって召されてキリスト・イエスの使徒となったパウロ」であり、宛先人は「コリントにある神の教会(エクレシア)」すなわち「キリスト・イエスにあって聖なる者とされた人々」です。
したがって、この手紙は「キリストの使徒」から「キリストに属する民」に向かって書かれたものであるということです。
共同発信人として「兄弟ソステネ」の名があげられていますが、ソステネはコリントの人で、コリントの人たちによく知られた人物でしたので、この手紙の内容を保証する者として名を連ねているのではないでしょか。
しかし、手紙の内容はあくまでパウロ一人が書いたものだと言われています。
コリントの集会は、パウロが設立しました。
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