弟子たちに現れる(ルカ24章)
聖書箇所は、ルカの福音書第24章36節から49節です。
共観福音書の並行個所は、マタイの福音書28章16節から20節/マルコの福音書16章14節から18節です。
●36節.こういうことを話していると、イエス御自身が彼らの真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。
ユダヤ人を恐れて家の戸に鍵をかけて閉じこもっている弟子(ヨハネの福音書第20章19節)たちの部屋に忽然とイエスが現れました。
そして、ユダヤ人が日常人に会ったときの挨拶、「あなたがたに平和があるように」、つまり、シャロームと言って挨拶されました。
「こういうこと」というのは、エマオへの道中で二人の弟子が復活のイエスに出会った体験とか「シモン」の顕現体験などのことを十一弟子と話していたことでしょう。
●37節.彼らは恐れおののき、亡霊を見ているのだと思った。
集まっていた弟子たちは、目の前に復活のイエスが突然現れたので驚きました。
とっさのことだったので復活のイエスを亡霊だとおもったのです。
亡霊も異次元の存在です。
異次元の存在に恐怖を覚えるのは人間が持つ本能的なものです。
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