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カテゴリー「娘の部屋」の記事

2008年3月23日 (日)

娘のこと

娘は、さる3月21日午前十一時八分(死亡診断書では)天に召され二十八年の生涯をおわえました。病は多く持っておりましたが、心の病で、死に至るような病ではなく、また前触れもなく突然の出来事でした。

実際に死亡した時間は午前九時すぎと思います。なぜなら、救急車を呼んだ時にはすでに呼吸はなく、心臓も止まっていたからです。

病院では、死亡原因が不明ということで死亡診断書を書いてもらえませんでした。死亡診断書は警察の検視医が死亡原因を推定し、書かれました。

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2008年3月26日 (水)

父の証

2008年3月21日朝9時過ぎ、目覚めてすぐに娘は妻の手の中で崩れるように倒れました。気が付いたらもう呼吸は止まっていました。うめき声の一つも出さずに、苦しむこともなく本当に一瞬の出来事でした。神様は、せめてこの世を去らせる時くらいは、楽に去らせてやろうと憐れんでくださったのだと思います。

娘は生きる意欲をなくしていました。毎日死にたい、死にたいといっていました。人間は希望を無くせば生きてはいけないといいます。逆に、希望があればどんなにつらいことにも耐えられるといいます。

娘は、希望をなくしたのです。身体障害者であっても心が健康であれば生きる希望も見つけられます。しかし、精神障害者は、心が病んでいるので、どうして希望を持てるのでしょうか。

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2008年4月 1日 (火)

娘の病気

天に召されてから早くも十日を過ぎました。いまだに娘の使用していたものをみると目に涙が浮かびます。

 

不思議ですね、わたしはすでに両親とも見送りましたが、そのときは少しは涙もでましたが、その悲しみは余り後に尾を引きませんでした。弱った親の顔を見るのがつらく、ある意味ほっとした面もありました。

 

両親とも歳をとっていましたので、覚悟ができていたからでしょう。娘との関係は義理ではありますが、それ故に、また娘が病もちであるが故にその思うところは深く強烈です。


余りにかわいそうで、生きているときにもう少しやさしくしてやればよかったという思いが募ります。
  

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2009年7月26日 (日)

娘の日記(羊の目)

娘は昨年3月21日に天に召されました。二十八歳でした。召される三か月少し前から愛称をドリーという名前でブログで日記を書いていました。

二十八年間の半分以上が心の病との闘いの生涯でした。その歩みは余りにも悲しい生涯でした。このような人生しか送れなかった娘を悲しく思いますが、それも神の御心と納得するしかありません。

この世界の片隅で、このような娘が生存したことを証するために娘のブログ(閉鎖済み)から日記を転載します。良ければ読んでやってください。

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