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2025年9月 8日 (月)

終末預言(1)

.終末預言(1)
<キリストが預言した終末預言>
●マタイによる福音書24章3節
〇3節.イエスがオリーブ山で座っておられると、弟子たちがやって来て、ひそかに言った。「おっしゃってください。そのことはいつ起こるのですか。また、あなたが来られて世の終わるときには、どんな徴があるのですか。」

 

イエスは神殿の建物を指さし「これらすべてのものを見ないのか。はっきり言っておく。一つの石もここで崩されずに他の石の上に残ることはない。」(2節)と言って、キリストがエルサレムの神殿の崩壊について言及されたときに、弟子たちは神殿の崩壊と世の終わりを関連づけて、キリストに質問をしたときの内容です。

 

この神殿崩壊の預言は、実際には、エルサレム陥落と同時に紀元70年に実現していますので、この神殿の崩壊の預言は、世の終わりとは別の預言になりますが、弟子たちの問いにキリストは二つの出来事の前兆に共通点が見られることから、二つの意味を持たせて答えられたのでしょう。それが4節以降です。

 

 

●マタイによる福音書24章4から7節
〇4節.イエスはお答えになった。「人に惑わされないように気をつけなさい。
〇5節.わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『わたしがメシアだ』と言って、多くの人を惑わすだろう。
〇6節.戦争の騒ぎや戦争のうわさを聞くだろうが、慌てないように気をつけなさい。そういうことは起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない。
〇7節.民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に飢饉や地震が起こる。

 

戦争のうわさと偽りの宗教の台頭です。
5節の「わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『わたしがメシアだ』と言って、多くの人を惑わすだろう。」ですが、現代においてもカルト宗教の問題は時折ありますが、これもまた、世の終わりの前兆の一つなのかもしれません。

 

また、6節と7節の「戦争の騒ぎや戦争のうわさを聞くだろう」「民は民に、国は国に敵対し」ですが、現代においても、内戦や戦争は絶えず、第三次世界大戦が叫ばれ、国際的な危機に直面していますが、当時ローマ帝国の支配下にあったイスラエルにおいても、偽預言者が人々を扇動して反乱を起こす事態が発生していました。

 

そして、地震や飢饉、感染病の流行は、当時も今も世界中で起こっています。
このようにして、終末には、モラルの低下と人間関係の崩壊がもたらされるのでしょう。
また不法がはびこるので、多くの人の愛が冷えるでしょう。

 

そして、イエスは同8節で、「しかし、これらはすべて産みの苦しみの始まりである。」と言われ、また、同14節で「そして、御国のこの福音はあらゆる民への証しとして、全世界に延べ伝えられる。それから、終わりが来る。」と言われました。

 

同時に、このマタイの福音書24章のイエスの終末の預言は、艱難時代7年の到来予告していることになります。

 

イエスは同24章15節から17節で「預言者ダニエルの言った憎むべき破壊者(最後の1週7年の半ばに、ダニエル書9章27節は『憎むべき破壊者』の登場を預言します。)が、聖なる場所に立つのを見たら――読者は悟れ――、そのとき、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい。屋上にいる者は、家にある物を取り出そうとして下に降りてはならない。」と告げています。

 

そして、イエスは世の初めから、今に至るまで、いまだかつてなかったような、またこれからもないような「大艱難時代」の到来を予告しています。

 

<ダニエル書と黙示録の終末預言>
まず、ダニエルですが、ダニエルは旧約聖書の預言者です。
預言者ダニエルはバビロン虜囚となって、そこで用いられるのですが、バビロンのネブカドネツアル王が見た不思議な夢を解き明かし、バビロン全州の総督となり、バビロンの知者たちを統括する長となりました。

 

そのダニエルが著したダニエル書の終末預言とイエスの使徒ヨハネが著したヨハネの黙示録の両方を読むことで、より深く終末預言を理解できると思います。

 

聖書は正直難解です。

 

聖書は全体と調和する形で解釈していかないと意味を取り違えてしまうと思うのですが、これだけ大部ですから、時代背景を調べながら正確に理解することは不可能に近いです。

 

だからキリストの十字架から2000年を経た今でも信徒を含めて世界中の聖書に興味ある人たちが、あーでもないこーでもないといって研究が続けられています。

 

それでも、この聖書の言葉を信じる者、クリスチャンと言われる方が世界人口の三分の一以上を占め、現在の欧米の文化(中世の暗黒時代を含めて)形成の根幹となっています。

 

また、人類の歴史を見てもその影響力は、計り知れないところがあります。
そのようなこともきっと神様はご承知で、わたしたちにとって意味あることなのでしょう。

 

イスラエルのバビロン捕囚は、辞書を見ると、「新バビロニアの王ネブカドネザル2世により、ユダ王国のユダヤ人たちがバビロンを始めとしたバビロニア地方へ捕虜として連行され、移住させられた事件を指す。」とあります。

 

バビロンのネブカドネザル王は二つに分裂したイスラエルの一方の国、ユダ王国(南王国)の首都エルサレムを攻略し、ユダの他の都市も征服したのです。

 

ネブカドネザル王は、生き残った人々の大半をバビロンに強制移住させ、人々は捕囚にされました。
ネットで調べますと、最初の捕囚は、紀元前597年、その後、紀元前587年または586年、紀元前582年または581年、最後の捕囚は紀元前578年と四回にわたり行われたとされています。

 

紀元前538年に、ユダヤ人はアケメネス朝ペルシャの初代の王キュロス2世のキュロスの勅命によって解放され、故国に戻ってエルサレムで神殿を建て直すことを許されます。

 

時は紀元前538年ごろの話です。
突然、御使いガブリエルがダニエルに現れました。そしてダニエルに告げます。

 

ダニエル書9章24節から27節(定めの70週)
〇24節.「お前の民と聖なる都に対して/七十週が定められている。それが過ぎると逆らいは終わり/罪は封じられ、不義は償われる。とこしえの正義が到来し/幻と預言は封じられ/最も聖なる者に油が注がれる。
〇25節.「これを知り、目覚めよ。エルサレム復興と再建についての/御言葉が出されてから/油注がれた君の到来まで/七週あり、また、六十二週あって/危機のうちに広場と堀は再建される。
〇26節.「その六十二週のあと油注がれた者は/不当に断たれ/都と聖所は/次に来る指導者の民によって荒らされる。その終わりには洪水があり/終わりまで戦いが続き/荒廃は避けられない。
〇27節.「彼は一週の間、多くの者と同盟を固め/半週でいけにえと献げ物を廃止する。憎むべきものの翼の上に荒廃をもたらすものが座す。そしてついに、定められた破滅が荒廃の上に注がれる。」

 

期間の計算ですが、24節の70週は、一週を7年とし、490年となります。
ダニエル書とヨハネの黙示録の関わりですが、ダニエル書9章に「定めの70週」という預言があります。

 

この「70週(490年)の預言にメシアの到来が預言されており、この預言は約2000年前のイエス・キリスト地上降臨によって最後の1週(7年)を残して成就されました。

 

聖書預言の中ではしばしば1日を1年として計算しなければならないことがあります(エゼキエル書4章6節)
「一週」は7年を示しますので、七十週は、490年になります。同様に、「七週あり、また、六十二週あって」は、七週は49年、六十二週は434年で合計483年と残り7年となります。

 

なお、「七十週」が定められているのは、「お前の民(ユダヤ人)と聖なる都(エルサレム)に対してです。

 

「お前の民と聖なる都(エルサレム)に対して定められている。70週が「それが過ぎると逆らいは終わり/罪は封じられ、不義は償われる。とこしえの正義が到来し/幻と預言は封じられ/最も聖なる者に油が注がれる。」のです。
御使いは続けて言います。

 

「エルサレム復興と再建についての/御言葉が出されてから/油注がれた君の到来まで/七週あり、また、六十二週あって/危機のうちに広場と堀は再建される。

 

つまり、エルサレム再建のみ言葉が出てから、油注がれた者(メシヤ)到来まで7週と62週、または、合わせて69週で、それぞれの週が、7年の周期を表しますから、69の7年周期とは、つまり483年となります。

 

この預言で、「エルサレム復興と再建についての/御言葉が出され」たことはすぐに成就し、「油注がれた者(メシヤ)到来」は、メシアキリストの地上降臨により成就しました。

 

なお、参考に、この当時のバビロンでは、1年間は360日として計算していましたので、483年は173880日となります。
そうすると、エルサレム再建のみ言葉(命令)が出てから173880日目は、紀元32年4月6日になりますが、この日はキリストがエルサレムに入城された日となります。

 

9章26節の「その六十二週のあと油注がれた者は/〈69週の後に〉不当に断たれ/都と聖所は/次に来る指導者の民によって荒らされる。」ですが、「油注がれた者は/〈69週の後に〉不当に断たれ」はイエス・キリストの十字架死を、「(エルサレムは)次に来る指導者の民によって荒らされる。」は、紀元70年のユダヤ戦争によりイスラエルは敗戦し、エルサレムは陥落、民は離散します。

 

ここまで、この預言は歴史上正確に成就しています。

 

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