フォト
2026年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

カテゴリー

« エゼキエル戦争(1) | トップページ | エゼキエル戦争(3)(エゼキエル書39章) »

2025年6月 1日 (日)

エゼキエル戦争(2)(エゼキエル書38章と39章)

<エゼキエル書の該当箇所>
エゼキエル書38章と39章のゴグの戦いの預言は、ヨハネの黙示録20章7節から10節で預言された「千年王国」の最後の時に起こる神のゴグとマゴクとの戦いを参考に書きます。

 

さて、千年間のキリスト支配後、すなわち、ヨハネの黙示録20章7節から10節の「千年王国」の終わりの頃に千年の間幽閉されていたサタンが解き放たれます。

 

サタンは神に反逆するために、地の四方にある諸国の民、すなわちゴグとマゴク(反キリスト)を惑わし、イスラエルとの戦いに備える(ヨハネの黙示録20章8節、上記)ということになります。

 

 

エゼキエル書37章の全イスラエルの回復の預言はキリストの再臨によって成就します。

 

ヨエル書3章1節の神の「すべての人にわが聖霊を注ぐ」という預言は、終わりの日のキリストの再臨の直前に全イスラエルに聖霊が注がれるという預言ですが、その後に起こるべきことがエゼキエル書38章と39章で預言されています。

 

それは「ゴグ」(ロシア)とその連合国がイスラエルのエルサレムを取り囲むということです。
「ゴグ」は、神(あるいはキリスト)に反逆する悪の勢力、反キリストの象徴なのでしょう。
しかもその勢力は必ず「北から」来て、千年の間、安住していた神の民イスラエルとその地は突然に攻撃します。

 

先にも書きましたが、この戦いは諸国の民の前で起こりますから、全世界に対して神の存在と、その神がこの世界の主権者であり、主ご自身が「聖なる」ことを示すと同時に反キリストに対する審判的な戦いであるのでしょう。

 

そして、キリストを受け入れない世界の諸国の民に対し、神の御業を前にして最終的な救いのチャンスを与えることとなります。

 

それではエゼキエル戦争をエゼキエル書38節1節から23節を読みます。
●1節.主の言葉がわたしに臨んだ。
●2節.「人の子よ、マゴグの地のゴグ、すなわちメシェクとトバルの総首長に対して顔を向け、彼に預言して、
●3節.言いなさい。主なる神はこう言われる。メシェクとトバルの総首長ゴグよ、わたしはお前に立ち向かう。

 

2節の「人の子よ、マゴグの地のゴグ、すなわちメシェクとトバルの総首長」の「メシェクとトバル」、そしてマゴグですが、黒海とカスピ海周辺を中心にして、今のロシアの南部とその下にあるグルジアやウクライナ、また「~スタン」とついている、旧ソ連南部のイスラム諸国だということです。

 

メシェクがモスクワ、トバルがシベリアで、両方を統治する国がマゴグで今のロシアで、マゴグの地の総首長がゴグです。
メシェクとトバルですが、マゴグと同様ヤフェトの息子です。

 

トルコの北東、黒海とカスピ海の辺り(グルジア=ジョージア)にいた人々だということです。
神は、3節で「メシェクとトバルの総首長ゴグよ、わたしはお前に立ち向かう。」と言われていますから、神はイスラエルに代わりロシアを攻めるのです。

 

なお、ゴグはヘブライ語で「山」、訳は総首長とかロシュだと書きましたが、ゴグは、意味は総首長でロシアを指すのですが、その理由は、古代の文献で、黒海とカスピ海の北の辺りの地域であることがわかっているので、つまりロシアだとしています。

 

そしてマゴグですが、創世記10章2節には、ヤフェトの息子の一人です。主に地中海、そしてヨーロッパに散っていった人々で、古代資料から「スキタイ人」であることが分かっているそうです。

 

スキタイ人はインド・ヨーロッパ系の民族でコーカサスを中心に、ロシア南部地方のかなり広い範囲にいた東イラン騎馬遊牧民国家であったと言われています。主に現在のウクライナと南ロシアに相当する地域だそうです。

 

なお、マゴグが今のロシアではと書きましたが、否定する意見があるのを記しておきます。

 

●4節.わたしはお前を立ち帰らせ、お前の顎に鉤をかけて、お前とその全軍、馬と騎兵を連れ出す。彼らは皆完全に武装した大集団で、大盾と小盾を持ち、皆剣を持っている。

 

4節はいろいろと解釈がありますが、イスラエルを取り囲み、それを攻め取ろうとする軍隊の構成が書かれているという前提で解釈します。
首謀者は、「メシェクとトバルの総首長であるマゴグの地のゴグ」です。

 

「お前の顎に鉤をかけ」の「お前」はロシアで、「顎に鉤をかけて、お前とその全軍、馬と騎兵を連れ出す。」ですから、ロシアの軍隊を、顎に鉤をかけて、連れ出すと言われているのでしょう。

 

なお、この「顎」をウクライナと解する見方もあるのですね。
「彼ら」というのは、ロシュ、つまりロシアとマゴグの王と手を組むのは「ペルシヤ」すなわちイランです。

 

●5節.ペルシア、クシュ、プトが彼らと共におり、皆、盾を持ち、兜をかぶっている。
●6節.ゴメルとそのすべての軍隊、北の果てのベト・トガルマとそのすべての軍隊、それに多くの国民がお前と共にいる。

 

首謀者ゴグと連携して、「ペルシア、クシュ、プト」「ゴメルとそのすべての軍隊、北の果てのベト・トガルマ」も参戦し、「それに多くの国民」もいます。

 

それらの国と多くの国民は、ロシアと共にイスラエルを攻める連合国の構成国になるのです。
イスラエルを攻めるこれらの国々の特徴は、主にイスラエルから見て北の果てにある国々(15節)です。

 

それから。「地の果て」と呼ばれるところは、イスラエル周囲ではなく、もっと先にある国々のことでしょう。
ペルシアは今のイランで、クシュはエチオピヤで、今のスーダンとエチオピヤの所です。

 

プトはリビア、すなわち、北アフリカです。
そして「ゴメルと、北の果てのベト・トガルマ」は、今のトルコにいた人々ではということです。

 

こうしてみると、イスラエルを攻めるのは、隣接している国々でなく、もっと、世界的な規模でイスラエルは攻められるのです。

 

●7節.備えをせよ。お前も、お前のもとに召集されるすべての集団も備えをせよ。お前は彼らの監督となれ。
●8節.多くの日の後、お前は呼び出され、また、多くの年を経た後、一つの国を襲う。それは長く荒れ廃れていたイスラエルの山々で、そこには、剣の恐れから解放され、多くの民の中から集められた民がいる。彼らは多くの民の中から連れ出されて、今は皆、安らかに暮らしている。
●9節.お前は嵐のように上って来て、地を覆う雲のように襲いかかる。お前とお前の全軍、お前と共にいる多くの民は。

 

「剣の恐れから解放され・・彼らは多くの民の中から連れ出されて、今は皆、安らかに暮らしている。」ですから、全世界から帰還したイスラエルの民は、今、安らかに暮らしているのですが、「お前の全軍、お前と共にいる多くの民」で、お前(ロシア)と連合軍は、そのイスラエルを襲うと預言されているのでしょう。

 

終わりの日の七年間の艱難時代が始まる前に、イスラエルは反キリストと和平条約を結び一時の平和が訪れるのですが、その時なのでしょう。(ダニエル9章27節)
後に反キリストはイスラエルを裏切り七年間の艱難時代が始まります。

 

●10節.主なる神はこう言われる。その日、お前の心に言葉が浮かぶ。お前は悪い計画を立て、
●11節.そして言う。『わたしは囲いのない国へ攻め上る。城壁もかんぬきも門もなく安らかに生活している静かな国を襲う』と。
●12節.お前はかつて廃虚であったが、今は人の住んでいる国、諸国民のもとから集められ、国の中心の山々に住み、家畜や財産を持っている民に対して手を上げ、戦利品を奪い、ほしいままに略奪しようとしている。
●13節.シェバとデダン、タルシシュの商人たち、およびその富豪たちはすべてお前に言う。『お前は戦利品を奪うために来たのか。お前はほしいままに略奪するために集団を組んだのか。金銀を運び去り、家畜や財産を手に入れ、多くの戦利品を奪おうとするのか』と。

 

10節から13節が、マゴグの地の総首長ゴグとその連合国が、イスラエルを攻め上る動機が記されています。
豊かになったイスラエルを略奪するためなのです。

 

13節の「シェバとデダンの商人たち」ですが、今のアラビア半島のサウジアラビアになるそうです。なお、「お前」は、ゴグでしょう。
この軍事行動には関係もない人々ですが、石油産出国で恵まれて豊かな国ですから、地域の安全を願っているので混乱を嫌っているのでしょう。

 

「タルシシュの商人」ですが、貿易を商とする人々で、今のスペインにあたるということです。
アメリカ大陸を発見したコロンブスは、このタルシシュ出身だそうです。

 

アメリカは、イスラエルを擁護したために豊かな大国になりましたが、やがてアメリカはイスラエルを捨てることになるのかもしれません。
なぜならば、アメリカは大国で世界の歴史に大きな影響を及ぼしましたが、艱難時代の預言には出てこないからです。もちろん、中国もです。

 

●14節.それゆえ、人の子よ、ゴグに対して預言して言いなさい。主なる神はこう言われる。わが民イスラエルが安らかに暮らしているとき、お前はいきり立つのか。
●15節.お前は北の果ての自分の所から、多くの民を伴って来る。彼らは皆、馬に乗っている大集団、大軍団だ。
●16節.お前はわが民イスラエルに向かって、地を覆う雲のように上って来る。そのことは、終わりの日に起こる。わたしはお前を、わたしの地に連れて来る。それは、ゴグよ、わたしが国々の前で、お前を通して自分の聖なることを示し、彼らがわたしを知るようになるためである。

 

14節から16節ですが、神は、「わが民イスラエルが安らかに暮らしているとき、お前はいきり立つのか。・・お前はわが民イスラエルに向かって、地を覆う雲のように上って来る。」とし、このことが終わりの日に起こることで、その目的は、「それは、ゴグよ、わたしが国々の前で、お前を通して自分の聖なることを示し、彼らがわたしを知るようになるためである。」です。

 

「イスラエルが安らかに暮らしているとき、」は、イスラエルは豊かで平和なので神を求めていない姿を現しているのでしょう。
全世界から帰還したイスラエルの民は、主なる神を求めていたわけではないし、豊かで平和であったのでその必要もなかったのです。

 

したがって、神は、「お前を通して自分の聖なることを(イスラエルの民に)示し、彼らがわたしを知るようになるためである。」とします。
神は、イスラエルの民が自分の元に戻ってくることを望んでおられるのです。

 

神は、このようにしてイスラエルの民にご自分の存在を示し、新しい契約を結び、聖霊を送り民に内住させ、民を根本から造り変えて、全世界の異邦人の救いの使徒として用いられるのでしょう。

 

●17節.主なる神はこう言われる。お前は、遠い昔、わたしが僕であるイスラエルの預言者たちを通して語ったその者ではないか。この預言者たちは、長年にわたって、彼らに向かってわたしがお前を来させる、と語った。

 

「お前」というのは、2節の「マゴグの地のゴグ、すなわちメシェクとトバルの総首長」ですから、今のロシアと連合国の総首長に対し神は語ります。

 

イスラエルは、反キリストとだまされて平和協定を結び、安らかに暮らしています。その平和な民を襲うゴグが、北から来襲して、終末的破滅をもたらすと預言しています

 

●18節.ゴグがイスラエルの地を襲う日、まさにその日に、と主なる神は言われる。わたしの憤りは激しく燃え上がる。
●19節.わたしは熱情と怒りの火をもって語る。必ずその日に、イスラエルの地には大地震が起こる。
●20節.海の魚、空の鳥、野の獣、地の上を這うすべてのもの、および地上のすべての人間は、わたしの前に震える。山々は裂け、崖は崩れ、すべての城壁は地に倒れる。
●21節.わたしはすべての山の上で、ゴグに向かって剣を呼び寄せる、と主なる神は言われる。人はおのおの、剣をその兄弟に向ける。

 

神のゴグとマゴグに対する怒りは、まずは地震を通して現れます。
神のゴグとマゴグに対する怒りは、地震から始まり、次は、「人はおのおの、剣をその兄弟に向ける。」ですから、同士討ちです。

 

●22節.わたしは疫病と流血によって彼を裁く。わたしは彼とその軍勢、また、彼と共にいる多くの民の上に、大雨と雹と火と硫黄を注ぐ。

 

神の怒りは、地震から始まり、同士討ち、そして、「大雨と雹と火と硫黄を注ぐ。」です。

 

●23節.わたしは自らの偉大さと聖とを多くの国々の前に示す。そのとき、彼らはわたしが主であることを知るようになる。

 

神はイスラエルを助けるために反キリストであるゴクとマゴクをこのようにして滅ぼしますが、その目的は、「自らの偉大さと聖とを多くの国々の前に示す。」こととご自分が主(創造主)であることを示すためであるとします。

 

いまでもイスラエルは1948年の建国以来、周辺のアラブ諸国から攻められ中東戦争が何度も起こっています。
いずれの戦争も、イスラエルは勝利しています。

 

このようにイスラエルが数々の戦争で連勝し、国が強くなり、豊かになったその時、終わりの日にマゴグの地のゴグが多くの国々と連合してイスラエルを攻めようとするのです。

 

最後に、このように現実の国名を聖書の言葉に当てはめていろいろと書きましたが、感想としては、わかりません。
聖書の言葉は、象徴的に解釈する箇所が多くあるからです。

 

以上、そのつもりでお読みください。

 

« エゼキエル戦争(1) | トップページ | エゼキエル戦争(3)(エゼキエル書39章) »

エゼキエル書を読む」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« エゼキエル戦争(1) | トップページ | エゼキエル戦争(3)(エゼキエル書39章) »

無料ブログはココログ

最近のトラックバック