エゼキエル戦争(1)
エゼキエル戦争(1)(おじさんの聖書)
ゴクとマゴク、いわゆるエゼキエル戦争をまとめました。
最初に、名前の説明ですが、「マゴグ」はイスラエルを侵略する諸国連合の中心国を指し、「ゴグ」はマゴグの総首長を指します。
エゼキエルの預言は、このゴグに対する預言という形で語られています。
このゴグが招集した諸国の反キリストで構成された軍隊が、イスラエルに侵攻するのです。
<エゼキエル戦争が起こるのはいつか>
エゼキエル戦争が起こるのは、終わりの日であるのは間違いないのですが、艱難時代の前か後か、または艱難期中間かで別れています。
正直いつなのかわたしには分かりませんが起こるのは確かです。
ヨハネの黙示録でゴグとマゴクの名が出てくるのは20章7節から10節で、おそらく反キリストの象徴として神の御業によって滅ぼされることが千年王国の終わりに起こることになっています。
ただ、いえることは、前提条件として、
その一つは、世界中に離散したユダヤ人がイスラエルに帰還して国を造ったあとであること。
その二つは、反キリストは、7年の前半の「半週の間」(つまり3年半)までは、自分が平和のメシアであるように見せかけて、イスラエルと平和協定を結び守ります。
その三つは、イスラエルは脅かす者がなくなったので、民は安らかに暮らし、経済的にも豊かになりました。
反キリストは、すべての異なった宗教が入り混じったもので、世界に一時的に平和がもたらせます。
その四つは、ところが後の「半週の間」(3年半)は、反キリストは豹変し、その本性を顕わにします。
それは、9章27節の「憎むべきものの翼の上に荒廃をもたらすものが座す。」です。
意味は、反キリストが自らを神と称して「翼」、すなわち「神殿」の座に着き、人々に礼拝を強要するようになることを意味しています。
聖書の神、真の神をのけて偶像の神を礼拝せよということですから、イスラエルにそのようなことが受け入れられるはずがありません。
<反キリストの集団が襲ってくる>
悪魔に惑わされてゴグとマゴク(反キリストの象徴か)の連合国は、イスラエルとの平和協定を破り、平和に安らかに暮らしていた民を襲い、北から来襲して、終末的破滅をもたらすとダニエルは預言しています。
ダニエル書9章27節には「彼(反キリスト)は一週の間(七十週預言の最後の一週(7年間)のことです。つまり、反キリストの支配が7年間(患難時代相当)に及び)、多くの者と同盟を固め半週でいけにえと献げ物を廃止する。憎むべきものの翼の上に荒廃をもたらすものが座す。そしてついに、定められた破滅が荒廃の上に注がれる。」とあります。
エゼキエル書38章8節と11節と12節、14節は、
●8節.多くの日の後、お前は呼び出され、また、多くの年を経た後、一つの国を襲う。それは長く荒れ廃れていたイスラエルの山々で、そこには、剣の恐れから解放され、多くの民の中から集められた民がいる。彼らは多くの民の中から連れ出されて、今は皆、安らかに暮らしている。
●11節.そして言う。『わたしは囲いのない国へ攻め上る。城壁もかんぬきも門もなく安らかに生活している静かな国を襲う』と。
●12節.お前はかつて廃虚であったが、今は人の住んでいる国、諸国民のもとから集められ、国の中心の山々に住み、家畜や財産を持っている民に対して手を上げ、戦利品を奪い、ほしいままに略奪しようとしている。」です。
●14節「それゆえ、人の子よ、ゴグに対して預言して言いなさい。主なる神はこう言われる。わが民イスラエルが安らかに暮らしているとき、お前はいきり立つのか。」です。
そのようなときに、反キリストであるゴグとマゴグ連合国がイスラエルを攻めるのです。
<ゴグの戦争目的>
この戦争をゴグが行う目的は、エゼキエル書38章10節から13節を読むと、略奪です。
12節「家畜や財産を奪うため」)。13節の「銀や金、家畜や財産」は、旧約聖書で戦利品、略奪品を表す一般的な表現でしょう。
ゴグが、反キリストの象徴としましたら、キリストの使徒となったイスラエルに対する憎しみかもしれません。
<神が戦争を許される目的>
エゼキエル書38章16節に「おまえはわが民イスラエルに向かって、地をおおう雲のように上ってくる。そのことは、終わりの日に起こる。・・ゴグよ、わたしが国々の前で、お前を通して自分の聖なることを示し、彼らがわたしを知るようになるためである。」
<イスラエル侵略に反対する国々>
エゼキエル書38章13節に「シェバとデダン、タルシシュの商人たち、およびその富豪たちはすべてお前に言う。『お前は戦利品を奪うために来たのか。お前はほしいままに略奪するために集団を組んだのか。金銀を運び去り、家畜や財産を手に入れ、多くの戦利品を奪おうとするのか』と。」ですが、具体的な行動を起こし、イスラエルと共に戦うつもりはありません。
「シェバ(シバ)」とは、アラビア半島南西部にあった国、現在のイエメンに該当し、「デダン」は、アラビア半島北西部にあった都市国家で、現在のサウジアラビアの中にあるそうです。「タルシシュ」は、当時のイスラエルから見て西の果ての国ですから、スペインとか英国かも。
<エゼキエル戦争の結果>
(1)神の御名がイスラエルと諸国民にあがめられる。
戦争は超自然的な神の介入でイスラルが勝利することによって、イスラエルの神の御名があがめられるようになります。(39章7節から8節)
(2)イスラエルと世界中の国々の人々が、イスラエルの神が生ける真の神であることを知ることになり、これをきっかけに、イスラエルでリバイバルが起きて多くの人が救われます。
また、「彼ら」には、世界中の諸国民も含まれるでしょうから、多くの諸国民(異邦人)もまた、イスラエルの神、主が真の神であることを知って救われると考えられます。
普通の人であれば、ほとんどの人が救われるでしょう。そうして私の考えが成就します。
(3)ゴグの軍が放棄した武器をイスラエルの人々が7年間燃やします。(39章9節から10節)
(4)イスラエルは7か月かけてゴグの軍の兵士の死体を埋めます。(39章11節から16節)
<ヨハネの黙示録の該当箇所>
ヨハネの黙示録の該当箇所は20章7節から10節(サタンの敗北)です。
キリスト支配の千年王国が終わり、千年王国が始まる前に牢獄に閉じ込められたサタンが解放されます。
●7節.この千年が終わると、サタンはその牢から解放され、
●8節.地上の四方にいる諸国の民、ゴグとマゴグを惑わそうとして出て行き、彼らを集めて戦わせようとする。その数は海の砂のように多い。
悪魔の欺きが地の果てまで(全世界の異邦の民)及ぶことを示しているのでしょう。
●9節.彼らは地上の広い場所に攻め上って行って、聖なる者たちの陣営と、愛された都とを囲んだ。すると、天から火が下って来て、彼らを焼き尽くした。
悪魔の欺きによる異邦人の軍勢が、全世界に広がります。
「聖なる者たちの陣営と、愛された都とを囲んだ。」ですから、彼らはイスラエルに侵攻しエルサレムを包囲しますが、「天から火が下って来て、彼らを焼き尽く」しました。
●10節.そして彼らを惑わした悪魔は、火と硫黄の池に投げ込まれた。そこにはあの獣と偽預言者がいる。そして、この者どもは昼も夜も世々限りなく責めさいなまれる。
「彼らを惑わした悪魔」は、あの獣と偽預言者がいる「火と硫黄の池に投げ込まれ」て、「世々限りなく責めさいなまれる。」のです。
こうして悪魔は最終的に滅ぼされます。
千年王国が終わり、神が悪魔を解離す理由は、最終的に神を知らない異邦の人々に救いのチャンスを与えるためでしょう。
なぜならば、千年王国は理想に近い世界で、罪も死も大幅に減りますが、肉体を持った人間の原罪はなくなりません。完全に罪が無くなったわけではないからでしょう。
神の人間への愛、一人でも多く人間が救われたいという愛の表れだと思うのです。
何度も何度も、神は人間に救いのチャンスを与えておられると思うのです。
なお、9節の「愛された都」とはエルサレムのことでしょう。
そこに地の四方の諸国の民が取り囲みますが、この四方の諸国は、ソドムとゴモラが滅んだように、火によって滅びるのです。
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