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2025年2月の記事

2025年2月20日 (木)

キリスト・イエスの兵士として、適格者と認められた働き手(2章)

<キリスト・イエスの兵士として>
聖書の箇所は、テモテへの手紙二2章1節から13節です。
エルサレムで逮捕されたパウロは、ローマ市民なのでローマに移送され、牢獄生活を送りますが、その牢屋の中からテモテに手紙を出しています。

 

パウロは皇帝ネロの前で弁明をし、無罪になったようですが、二回目の弁明のとき、彼は死刑に定められることになります。
そのような状況下で、パウロの働き人(特にアジア州の)たちがパウロから離れてしまいました。

 

また、パウロの教会には違った教え、偽りの教え(当時地中海世界で興った宗教思想運動グノーシス主義の影響か)が入り込んでいました。
エフェソの教会の指導者の中にも偽りの教えをする者がいたようです。

 

 

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2025年2月16日 (日)

挨拶、ゆだねられているものを守る(1章)

<挨拶>
聖書の箇所は、テモテへの手貝第二1章1節から2節です。
パウロに死刑宣告がなされるのは確実になった時、テモテへの第一の手紙では、アジアでキリスト信仰から離れていく者たちがいるという話が出てきましたが、ここでは、教会そのものが異端の教えの中に入っていくような状況です。

 

つまり、第一の手紙では、ある者たちがキリスト信仰を捨てて教会から離れていくのですが、第二の手紙では、すべての者がキリスト信仰を捨ててしまった状況なのでしょう。

 

パウロは、テモテへの手紙一4章で、終わりの時には背教が起こることを予告しています。

 

●1節.キリスト・イエスによって与えられる命の約束を宣べ伝えるために、神の御心によってキリスト・イエスの使徒とされたパウロから、
●2節.愛する子テモテへ。父である神とわたしたちの主キリスト・イエスからの恵み、憐れみ、そして平和があるように。

 

 

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2025年2月 3日 (月)

テモテへの手紙二前置き

「テモテへの第二の手紙」は「パウロの遺書」と呼ばれています。
それは、死刑の執行を間近に控えて記したパウロの最後の手紙であるからです(4章6〜7節)。

 

パウロはローマで死刑の判決を受け(4章6〜7節)、死刑施行を待つ中で自ら開拓したキリスト教会の自分亡き後のことを考え、自分がキリスト信仰に導いた、各地のキリスト教会に派遣した信仰者一人ひとりのことに心を配っていたのでしょう。

 

それでか、この手紙では二十人以上のキリスト信仰者の名前を上げています。
テモテ宛のこの手紙には、テモテに対して特に異端の教えに気をつけるように忠告しています(2章23節)。

 

 

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大きな利得、信仰の戦い(6章)

<大きな利得>
聖書の箇所は、テモテへの手紙一6章3節から10節です。
●3節.異なる教えを説き、わたしたちの主イエス・キリストの健全な言葉にも、信心に基づく教えにも従わない者がいれば、

 

では、「主イエス・キリストの健全な言葉」とは、福音書やイエスの特定の御言葉集のことではなく教義も行いも含めた福音全体を意味しているのでしょう。

 

もちろん、正しい教義は福音から出てくるものです。

 

「異なる教えを説き、わたしたちの主イエス・キリストの健全な言葉にも、・・従わない者がいれば、」の「主イエス・キリストの健全な言葉・・信心に基づく教え」とは、イエス・キリストの福音によって、神の救いにあずかり、神に似た、キリストに似たものに変えられるという教えでしょう。

 

「異なる教えを説き」は、福音は一つですから福音についてそういう教えと違った教えを教える者は異端教師だということになります。

 

 

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