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2024年10月の記事

2024年10月21日 (月)

葦の海の奇跡(14章)

聖書の箇所は、14章1節から31節です。
●1節.主はモーセに仰せになった。
●2節.「イスラエルの人々に、引き返してミグドルと海との間のピ・ハヒロトの手前で宿営するよう命じなさい。バアル・ツェフォンの前に、それに面して、海辺に宿営するのだ。

 

イスラエルの民は、スコテを旅立って、エタムに宿営しました(13章20節)。
エタムは荒野の一部で端に位置します。その先は荒野(シナイ半島)です。

 

その「エタム」に宿営していた時に主がモーセに「引き返して、ミグドルと海の間にあるピ・ハヒロテに面したバアル・ツェフォンの手前で宿営せよ。あなたがたは、それに向かって海辺に宿営しなければならない。」と告げられたのです。なお、この海は「紅海」のことでしょう。

 

「引き返して」というのは、13章20節に「荒れ野の端のエタムに宿営した。」とありますから、せっかくエタムに宿営したのに主はそこから引き返せと言われるのです。

 

 

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初子の奉献、除酵祭、初子について、火の柱、雲の柱(13章)

1節と2節は、主がモーセになされた命令で、3~16節は、モーセが民に告げた主の命令ですが、そのうち、9~16節は3~8節を詳しく記したものです。

 

旧約聖書の祭りですが、アビブの月、3月半ばから4月半ばの最初の月3月の14日の夕方(ニサン15日)から始まる「過越の祭り」のことを「ペサハ」と言い、その祭りと連動して、翌日から「種の入らないパンの祭り」を7日間することが命じられていますから、7日間「種の入らないパン」を食べなければなりません。

 

しかも、7日間の最初と終わりには聖なる会合を開き、一切の仕事が禁じられます。
また、その間の安息日(週の7日目と定められていて土曜日にあたる。)も一切の仕事はできません。

 

なお、旧約聖書の1日は、基本的に日没で区切るので、「土曜日」というのは金曜日の日没から土曜日の日没までの間を言います。
また、「種を入れないパンの祭り」では、7日間を通して、毎日、全焼のいけにえと穀物のいけにえ、そして罪のためのいけにえを規定に従ってささげなければなりませんでした。

 

 

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2024年10月14日 (月)

過ぎ越しの規定(12章)

聖書箇所は、出エジプト記12章43節から51節です。
●43節.主はモーセとアロンに言われた。「過越祭の掟は次のとおりである。外国人はだれも過越の犠牲を食べることはできない。
●44節.ただし、金で買った男奴隷の場合、割礼を施すならば、彼は食べることができる。
●45節.滞在している者や雇い人は食べることができない。

 

イスラエルの出エジプトには外国人も入り混じっていたので、主は、過越祭の掟として設けたのでしょう。
主は、「外国人はだれも過越の犠牲を食べることはできない。」と言います。
ところが、例外として、金で買った男奴隷は割礼を施せば食べることができます。ただし、雇い人や寄留者はだめです。

 

 

 

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初子の死・エジプトの国を去る(12章)

<初子の死>
聖書箇所は、出エジプト記12章29節から36節です。
●29節.真夜中になって、主はエジプトの国ですべての初子を撃たれた。王座に座しているファラオの初子から牢屋につながれている捕虜の初子まで、また家畜の初子もことごとく撃たれたので、

 

主は、エジプトの裁きを実行されます。
「エジプトの国ですべての初子を撃たれた。・・また家畜の初子もことごとく撃たれた」のです。

 

「ファラオの初子」も「牢屋につながれている捕虜の初子」も撃たれたのです。

 

 

 

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2024年10月 9日 (水)

主の過ぎ越し(12章)

聖書箇所は、出エジプト記12章1節から28節です。
「過越の祭り」と「種の入らないパンの祭り」はワンセットになっていて、「五旬節」の祭りと秋の仮庵の祭りと並ぶ主の三大例祭の一つです。

 

年に三度、これらの祭りには壮年の男子は必ず集まらなければならず、もし集まらなければイスラエルの民から切り離されるという定めだそうです。当時、そのような目に合えば生きてはいけません。

 

それほどに神の民にとって重要な祭りであったということです。

 

種の入らないパンですが、イスラエルの民が「パン種」の入らないパンを食べるのは、聖書においては、「パン種」は常に「罪の象徴」だからということです。

 

 

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2024年10月 1日 (火)

最後の災い(11章)

聖書箇所は、出エジプト記11章1節から10節です。
●1節.主はモーセに言われた。「わたしは、なおもう一つの災いをファラオとエジプトにくだす。その後、王はあなたたちをここから去らせる。いや、そのときには、あなたたちを一人残らずここから追い出す。

 

いよいよ最後の災いの予告です。これで十番目ですね。
主は、この「ファラオとエジプトにくだす」最後の災いで「あなたたちを一人残らずここから追い出す。」と言われます。
十番目の災いです。

 

「追い出す」ですから、今まで見たいに条件を出さずに今度は無条件で、イスラエルの民はエジプトから追い出されるのです。

 

●2節.あなたは、民に告げ、男も女もそれぞれ隣人から金銀の装飾品を求めさせるがよい。」
●3節.主はこの民にエジプト人の好意を得させるようにされた。モーセその人もエジプトの国で、ファラオの家臣や民に大いに尊敬を受けていた。

 

 

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いなごの災い、暗闇の災い(10章)

<いなごの災い>
聖書箇所は、出エジプト記10章1節から20節です。
●1節.主はモーセに言われた。「ファラオのもとに行きなさい。彼とその家臣の心を頑迷にしたのは、わたし自身である。それは、彼らのただ中でわたしがこれらのしるしを行うためであり、
●2節.わたしがエジプト人をどのようにあしらったか、どのようなしるしを行ったかをあなたが子孫に語り伝え、わたしが主であることをあなたたちが知るためである。」

 

主がファラオとその家臣の心をかたくなにしたのは、主自身で「これらのしるしを行うため」であるとしています。
そして、その主のしるしをイスラエルの子孫が聞き「わたしが主であることをあなたたちが知るためである。」としています。

 

これから先イスラエル人は、エジプトから出て行って、荒野をさまようこと40年、約束の地カナンへ導かれ、そこに居住し国家を形成、また、世界に離散するなど波乱の歴史を送りますが、霊的指導者や預言者たちはどこにいても出エジプトを、イスラエルの民をエジプトから救い出してくださった主を語り継ぐでしょう。

 

 

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はれ物の災い、雹の災い(9章)

<はれ物の災い>
聖書箇所は、出エジプト記9章8節から12節です。
●8節.主はモーセとアロンに言われた。「かまどのすすを両手にいっぱい取って、モーセはそれをファラオの前で天に向かってまき散らすがよい。
●9節.それはエジプト全土を覆う細かい塵となって、エジプト全土の人と家畜に降りかかり、膿の出るはれ物となるであろう。」

 

六番目の災いは、「膿の出るはれ物」の災いです。
「かまどのすす」を「ファラオの前で天に向かってまき散らす」と、「エジプト全土の人と家畜に降りかかり、膿の出るはれ物となる」というのです。

 

●10節.二人はかまどのすすを取ってファラオの前に立ち、モーセがそれを天に向かってまき散らした。すると、膿の出るはれ物が人と家畜に生じた。

 

モーセらは主に言われた通り「かまどのすすを取ってファラオの前に立ち、モーセがそれを天に向かってまき散らした。」のです。
そうすると、「膿の出るはれ物が人と家畜」、つまり、エジプト人と家畜に生じます。

 

 

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