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2024年6月の記事

2024年6月25日 (火)

ユダの嘆願(創世記44章)

 

聖書の箇所は、44章18節から34節です。
●18節.ユダはヨセフの前に進み出て言った。「ああ、御主君様。何とぞお怒りにならず、僕の申し上げますことに耳を傾けてください。あなたはファラオに等しいお方でいらっしゃいますから。ユダが前に出てきました。

 

「僕の申し上げますことに耳を傾けてください。」と丁重に挨拶して、18節から34節で、自分たちの家族のこと、今に至るまでの経緯を説明します。

 

このユダの態度、言葉によって、ヨセフの心を感動させ、兄たちの本音を引き出すことになります。

 

 

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銀の杯(創世記44章)

聖書の箇所は、44章1節から17節です。
●1節.ヨセフは執事に命じた。「あの人たちの袋を、運べるかぎり多くの食糧でいっぱいにし、めいめいの銀をそれぞれの袋の口のところへ入れておけ。
●2節.それから、わたしの杯、あの銀の杯を、いちばん年下の者の袋の口に、穀物の代金の銀と一緒に入れておきなさい。」執事はヨセフが命じたとおりにした。

 

兄弟たちがほろ酔い気分の中で、ヨセフは執事に命じます。
前回と同様、穀物を入れた袋に、彼らの持ってきた銀がそのまま入れられました。

 

出された料理は、「ベニヤミンの分はほかのだれの分より五倍も多かった。」とあります。
ヨセフは、同じ母の子であるベニヤミンを特に愛していたのでしょう。

 

さらに、ベニヤミンの袋には、高価なヨセフの銀の杯も入れられましたがこの意味するところは、4節に『どうして、お前たちは悪をもって善に報いるのだ。』というヨセフの言葉がりますので、ヨセフは、彼らが銀の杯を盗んだ事にしたのです。

 

 

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2024年6月19日 (水)

再びエジプトへ(創世記43章)

聖書の箇所は、43章1節から34節です。
●1節.この地方の飢饉はひどくなる一方であった。
●2節.エジプトから持ち帰った穀物を食べ尽くすと、父は息子たちに言った。「もう一度行って、我々の食糧を少し買って来なさい。」
カナン地方の飢饉は、ひどくなる一方でした。

 

「エジプトから持ち帰った穀物を食べ尽く」し、追い詰められた父ヤコブは、兄たちに「もう一度行って、我々の食糧を少し買って来なさい。」と命じます。

 

●3節.しかし、ユダは答えた。「あの人は、『弟が一緒でないかぎり、わたしの顔を見ることは許さぬ』と、厳しく我々に言い渡したのです。
●4節.もし弟を一緒に行かせてくださるなら、我々は下って行って、あなたのために食糧を買って参ります。

 

 

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兄たち、エジプトへ下る(創世記42章)

聖書の箇所は、42章1節から38節です。
エジプト王ファラオが夢で示されたように、エジプトおよびその周辺にも飢饉が訪れました。

 

カナンの地にいるヤコブの一家は、初めて経験することなので、どうしてよいかわかりませんでした。
ヤコブはこのままじっとしていては餓え死にすると懸念し、エジプトには食料が豊富にあると聞き(2節)、息子たちをエジプトまで行かせようとします。

 

エジプトまでは400キロもありましたので、途中何があるかわからないので、食糧を手に入れて帰ってくることは大変な旅であったと思います。

 

ヤコブは一番下のベニヤミンを一緒に行かせませんでした。(4節)
それは、「何か不幸なことが彼の身に起こるといけないと思ったから」と、「彼の身に」ですから、おそらくヤコブはヨセフの経緯を知っていて不安に思っていたのではないでしょうか。この時のヤコブの家族は、それほどまとまっていなかったのです。

 

 

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2024年6月11日 (火)

ヨセフの支配(創世記41章)

聖書の箇所は、41章37節から57節です。
●37節.ファラオと家来たちは皆、ヨセフの言葉に感心した。
●38節.ファラオは家来たちに、「このように神の霊が宿っている人はほかにあるだろうか」と言い、

 

ヨセフの夢の解き明かしを聞いたパロと家来たちは、ヨセフの言葉に感心するのですが、それはこのヨセフの言葉には神の霊が宿っていたからといえます。

 

通常、他国の人間に、いくら優秀といっても国全体をゆだねません。
ヨセフの提言に「ファラオと家来たちは皆」は感心したのです。

 

夢の話を聞かされてとっさにそれを解き明かし、そのための対処法まで即座に提言したのですから、パロたちから見れば神の霊がヨセフに宿ったとしか見えなかったのでしょう。

 

 

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ファラオの夢を解く(創世記41章)

聖書の箇所は、41章1節から36節です。
給仕役の長はヨセフの願いを忘れてしまって、二年が経ちました。

 

ヨセフにとって唯一の命綱が切れてしまったかのようです。
41節には、2年後に給仕役の長がヨセフのことを思いだしたことが書かれています。

 

この2年間という期間は、神がヨセフに立てられた計画が実現するのに、必要な期間であったのでしょう。
それをこの41章でみていきたいと思います。

 

 

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2024年6月 1日 (土)

夢を解くヨセフ(創世記40章)

聖書の箇所は、40章1節から23節です。
●1節.これらのことの後で、エジプト王の給仕役と料理役が主君であるエジプト王に過ちを犯した。
●2節.ファラオは怒って、この二人の宮廷の役人、給仕役の長と料理役の長を、
●3節.侍従長の家にある牢獄、つまりヨセフがつながれている監獄に引き渡した。

 

エジプト王ファラオの下で働く「給仕役と料理役」が王に過ちを犯したので、エジプト王ファラオは、「この二人の宮廷の役人、給仕役の長と料理役の長」をヨセフがつながれている監獄に囚人として引き渡します。

 

その監獄は、ヨセフが入れられた監獄、侍従長(護衛長)のポティファルの家にある牢獄であったのです。

 

●4節.侍従長は彼らをヨセフに預け、身辺の世話をさせた。牢獄の中で幾日かが過ぎたが、

 

 

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ヨセフとポティファルの妻(創世記39章)

聖書の箇所は、39章1節から23節です。
この章からエジプトに売られたヨセフの物語です。

 

「主がヨセフとともにおられ」(2節と21節)、「主が共におられ」(3節と23節)たのです。
ポティファルの妻の誘惑によって主人の家から、監獄に舞台が移ります。

 

舞台が変わっても、変わらないのは「主がヨセフと共におられた」という事実
「主が共におられる」とはどのような祝福なのかを39章は語っているのでしょう。

 

●1節.ヨセフはエジプトに連れて来られた。ヨセフをエジプトへ連れて来たイシュマエル人の手から彼を買い取ったのは、ファラオの宮廷の役人で、侍従長のエジプト人ポティファルであった。

 

 

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