知恵の勧め㈢(8章)
聖書の箇所は、8章1節から36節です。
8章には、3度目の「知恵の勧め」という小見出しがつけられています。
知恵は人が人生を誤らないように導くから、金銀に勝る価値を持つとします。
知恵を擬人化して、知恵自身が教師となって人々を教えるという形をとっています。
●1節.知恵が呼びかけ/英知が声をあげているではないか。
新改訳は「知恵は呼ばわらないだろうか。英知はその声をあげないだろうか。」です。
原文では、「知恵であるわたし」(「わたしは知恵」)と明言されているそうです。
その知恵であるわたしが、そう、「知恵」と「英知」が、声を上げて、呼んでいる」のです。
1章でも「知恵」が擬人化されて「わたし」と表現されて、「知恵は巷に呼ばわり/広場に声を上げ・・叫び、・・語りかける。」(20~21節)とあるにもかかわらず、それを「拒み、意に介せず、なおざりにし、受け入れないなら」(24~25節)とあります。
●2節.高い所に登り、道のほとり、四つ角に立ち
新改訳は、「これは丘の頂、道のかたわら、通り道の四つ角に立ち、」です。
●3節.城門の傍ら、町の入り口/城門の通路で呼ばわっている。
新改訳は、「門のかたわら、町の入口、正門の入口で大声で呼ばわって言う。」です。
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