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2019年2月 2日 (土)

難破する

聖書の箇所は、使徒言行録27章39節から44節です。

●39節.朝になって、どこの陸地であるか分からなかったが、砂浜のある入り江を見つけたので、できることなら、そこへ船を乗り入れようということになった。

朝になって、やっと陸地に辿り着きました。

もう一息です。

しかし、小舟がありませんからどうして陸に上がるのでしょうか。

そのことで、また事件が起きます。

●40節.そこで、錨を切り離して海に捨て、同時に舵の綱を解き、風に船首の帆を上げて、砂浜に向かって進んだ。

●41節.ところが、深みに挟まれた浅瀬にぶつかって船を乗り上げてしまい、船首がめり込んで動かなくなり、船尾は激しい波で壊れだした。

●42節.兵士たちは、囚人たちが泳いで逃げないように、殺そうと計ったが、

船を砂浜に向かって進めましたが、座礁してしまいました。さらに、もっと大変なことが起こります。

それは、囚人たちがこのどさくさにまぎれて逃げるのを心配して、兵士が殺そうとしているのです。

厳しい措置ですが、ローマの法律では囚人を逃がしてしまった兵士は、死刑に処せられると言うことでしたから、ローマ軍の兵士にとっては、やむを得ない判断でしょう。

●43節.百人隊長はパウロを助けたいと思ったので、この計画を思いとどまらせた。そして、泳げる者がまず飛び込んで陸に上がり、

ローマ軍の百人隊長がその兵士の行動をとめたのです。

信じられないのですが、きっと、神がパウロを守るために動かれたのだと思うのです。

百人隊長は、自分が死刑で殺される危険を知っていながら、パウロの命を助けたのです。

それほどまでに、パウロを尊敬し彼の言葉を信じていたのでしょう。

●44節.残りの者は板切れや船の乗組員につかまって泳いで行くように命令した。このようにして、全員が無事に上陸した。

全員が無事に上陸しました。

色々あったけれども、パウロが言ったとおり、誰ひとり死ぬことなく陸に上がることができたのです。

船員は逃げないで、囚人も殺されないですみました。

なお、落ちですが、次節28章1節で辿り着いた島が「マルタ島」となっています。

マルタ島と言えば、イタリアのすぐ近くにある島ですから目的地ローマに知らぬ間に近づいていたのです。

彼らは、嵐の中で翻弄されていたのですが、その嵐が彼らをマルタ島まで運んだのです。

さて、これらの出来事を神のみ業と見るべきなのではないかと思います。

神は、あらゆる出来事を用いて最善の結果を生みだされます。

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