大勢の病人をいやす(マタイ15章)
今回は、マタイの福音書15章29節から31節を読みます。
共観福音書の並行個所はなく、マタイ単独の記事です。
●29節.イエスはそこを去って、ガリラヤ湖のほとりに行かれた。そして、山に登って座っておられた。
●30節.大勢の群衆が、足の不自由な人、目の見えない人、体の不自由な人、口の利けない人、その他多くの病人を連れて来て、イエスの足もとに横たえたので、イエスはこれらの人々をいやされた。
●31節.群衆は、口の利けない人が話すようになり、体の不自由な人が治り、足の不自由な人が歩き、目の見えない人が見えるようになったのを見て驚き、イスラエルの神を賛美した。
この個所の結論は、31節の言葉でしょう
「イスラエルの神を賛美した。」(31節)と、わざわざ「イスラエルの神」と特定していますから、この群衆は異邦人(イスラエル人以外の人々)であったことがわかります。
そうです、イスラエルに使わされたイエスが、異邦人を癒されたことを語っているのです。
このようにして、イエスがユダヤ人に行われていた力あるみ業、人々を罪に中から解放するすばらしいみ業と同じものを、異邦人が受け取る事が出来ることを明らかにされたのです。
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