キリストを死者の中から復活させた神
ペトロの手紙第一1章21節を読みます。
●21節.あなたがたは、キリストを死者の中から復活させて栄光をお与えになった神を、キリストによって信じています。従って、あなたがたの信仰と希望とは神にかかっているのです。
わたしたちクリスチャンが信じる神は、キリストを死者の中から復活させた神です。
正確には、2000年前にイスラエルで生まれた一ユダヤ人であるイエスを死人の中から復活させて、世界の主また救い主としての栄光を与え、キリストとされた神です。
天地万物の創造主である神がキリストを死人の中から復活させられたのです。その様なことができるのは神様しかいませんから、そのキリストが告知する福音をすべての人が信じてもよいはずです。
復活されたキリストは、神の御霊、聖霊を代弁者としてすべての人がご自分を信じるためにこの世界で働いておられますが、まだキリストの福音を信じる者は一部でしかありません。
キリストは働いておられるのに、キリストの働きがすべの人に及ばないのは、キリストがまだ福音を告知されていないか、告知されていても拒否している人々がいるからと言えます。
頑なな心を捨て、素直にキリストの福音の告知を受け入れれば、霊なるキリストが働かれて、死者を復活させられた神を信じることができるはずなのです。
創造主である神がおられるなど信じることはできないと言われる方もおられますが、周囲を見渡せば、天地万物、森羅万象はその様な神がおられることを証しているのです。
人類は今日まで多くの宗教が生まれて、多くの神々を拝んできましたが、それらの神は、現実に人を死者の中から復活させ、その神を信じる者に復活を約束する神ではありません。
まさに現実はイエスが「目があっても見えないのか。耳があっても聞こえないのか。覚えていないのか。」(マルコの福音書8章18節)と言われた通りです。
聖書で証されている神は、キリストです。全人類の救済者、死人を死者の中から復活させた神です。キリスト教を含め特定の宗教の神ではありません。
どの宗教の民もこの神を信じて、死を克服する希望に生きるようになることができるのです。キリストの神は真理ですからね。真理はすべてを凌駕します。
ですから、キリスト教会に行き洗礼を受け信者になることは、救いに与るための一つの方法にすぎません。
すなわち、キリスト教会は真理を証する宗教団体ですが、真理そのものではないからです。
このように考えれば、仏教徒であっても神道信者であっても、そのままで真理であるキリストの福音を受け入れ、守ることができるはずです。
仏教系キリスト者、神道系キリスト者という方がおられてもおかしくはないと思います。
たとえキリストを知らなくても、最も大切なことだと言われた隣人を自分のように愛しなさいという掟を守っておられる方もおられるはずです。そのような方は、きっと、救われるのでしょう。
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