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2017年7月 4日 (火)

神は天地を創造された

創世紀1章1節を読みます。
●1節.初めに、神は天地を創造された。

聖書は始めに神は天地を創造したと宣言していますが、聖書は科学書ではありませんから、その宣言に証拠を求めることはできません。

そして聖書は、神が自ら創造された人間を罪から救いあげる神の働きの歴史ですから神の人類救済のご計画を証言する書物です。

その神の最初の働きが天地万物の創造です。人間は神が創造された天地万物の一部であるとともに人間の生存と歴史の舞台としてこの天と地を用意されたのです。

今わたしたちが生きているこの世界はそういう創造の歴史の結果であると聖書は宣言しているのです。

それでは神とはどういう存在なのでしょうか。神という言葉は動詞だと言うことです。

どこか遠い宇宙の一定の場所に鎮座されている方ではないのです。

神は、天地万物を創造し、命を創造し、存在させ、保持し、変化させる働きそのものだと言えます。

したがって、神があってそういう働きがあるのではなく、そういう働きがあって、そういう働きを神と呼んでいるのだと思います。

だから神は目には見えないのですが、働きがあるから体験はできるのです。日本で一般的な八百万の神とはずいぶん違います。

聖書の神の人類救済の働きとは、自分から離反して対立する者となった人間を、自分のもとに引き戻して、ご自分と共に生きる者として完成するための働きで、人類救済の働きということです。

この働きは人類を含む天地万物を創造された時からのご計画の一貫だと思います。

神はこの働きを人間に明らかにするために、アブラハムを選び、その子孫であるイスラエルの民の歴史の中で働き、人類救済の御業を進められました。

そして、2000年前からイスラエルに代わり、イエスの福音を信じる者に於いて人類救済の御業を進めておられるのです。それを証言する記録が聖書なのです。

そして、イスラエルの民以外の民は、神が創造されたこの天地万物と森羅万象、人類の歴史の中での神の働きを通して神を知るに任されました。

その結果が世界のいわゆるもろもろの宗教史を形成したということでしょう。
パウロはその結果を次のように言っています。

ローマの信徒への手紙1章20節「世界が造られたときから、目に見えない神の性質、つまり神の永遠の力と神性は被造物に現れており、これを通して神を知ることができます。

従って、彼らには弁解の余地がありません。」21節、「なぜなら、神を知りながら、神としてあがめることも感謝することもせず、かえって、むなしい思いにふけり、心が鈍く暗くなったからです。」と表現しています。

このように聖書の神は、天地万物を創造し、命を創造し、存在させ、保持し、変化させる働きそのものです。

わたしたちは、自分に都合のよいことだけを神の働きとしがちですが、広い意味で、殺戮も戦争も地震も津波も、悲惨な現実をも含めてすべてが神の働きと言うことになります。

殺戮とか戦争を働きというのが適当でないなら、それらの出来事をすべてご存じなのにそのままにされているのですから、目的があって容認しておられるということでしょう。

ですから、わたしたちは自ら生み出した悲惨な現実からの神の救いのご計画を、神の創造の働きの一部として受け取り待望し、希望をもって現世を生きることができるのです。

もしもその様な神がおられないならば、人類には希望もありません。

何をしても報いがないのですから、怖いものなしの、やりたい放題で、強い者勝ちの社会になります。そこには希望も夢もありません。

創造の神様がおられない進化論によって形成される社会はそういう社会です。

仏教も神道も来世の存在を認め地獄も天国も求めていますが、存在論をもってそのことを証明しているのは聖書だけです。

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