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2017年5月 3日 (水)

苦難の中にある人びとを慰める

コリントの信徒への手紙第二1章4節

●4節.神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただくこの慰めによって、あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。 

人生はさまざまな不安や苦悩があります。

それが人間関係であれ、経済的な問題であれ、病であれ、もし誰かが苦悩するわたしと一緒にいて、わたしに語りかけ、わたしを慰め、心の内に希望とか喜びを与えてくれるならば、たとえ苦難の中にあってもわたしたちは生きていくことができます。

キリストの神は、どこか遠くの、宇宙のかなたにおられるのではなく、生ける神と言われ、今現にわたしたちの側にいてわたしたちのために働いておられるのです。

イエスの言葉を信じ、心に留めて生きる者には神の霊、聖霊(復活者イエスの御霊とも言います)が内住されます。

その聖霊がわたしたちの内にあって同伴者としてわたしたちを支え慰め、そしてわたしたちに希望を与えて下さるのです。

それはイエスの言葉を信じると現実として当然起こる体験ですから、頭書にあるような告白ができるのです。

約2000年前この地上でイエスはわたしたちと同じように生きておられました。

そして、そのイエスは弟子たちと共にいて弟子たちを励まされたように、今は復活者イエス、つまり、イエスの代弁者として聖霊がこの地上に降り、わたしたちに「同伴者」として共におられ、苦難の中にあるわたしたちに語りかけて、慰め励まして下さっているのです。

だから、頭書の聖句にあるようにキリストにある者は、「わたしたちも神からいただくこの慰めによって、あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。」と言えるわけです。

その人がたとえキリストを知らない人でも、人間として同じ苦難や苦悩をもつわたしたちが、「神からいただくこの慰め」によって慰められているのを見るとき、その人も自分の思いを超えたところに慰めがあることを知ることになります。

こうして、キリストにあって神からの慰めを受けている者は、慰めを必要としている人々に、慰めと励ましを与えることができるのだと思うのです。

神から戴く慰めは神の愛の働きです。神の愛は、無私(アガペー)の愛です。

その愛は、苦難にある者を無条件で包み込む愛です。そこには平安と喜びと希望があります。

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