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2013年8月13日 (火)

十字架の言葉

コリントの信徒への手紙第一 1章

●18節.十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です。 
キリスト信仰は、十字架上で殺されたキリストの復活を信じる信仰だと言われています。

使徒パウロは、「十字架されたままのキリスト」以外何も知るまいと心に決め、そのキリストを福音として宣べ伝えました。パウロの信仰は十字架から始まっているのです。

この十字架は、「キリストがわたしたちの罪のために死なれた」出来事ですが、救いというのは、このわたしのために十字架上で殺されたキリストに合わせられることによって古いわたしが死に、キリストを復活させた神の命、復活の命に合わせられることによって新しい命に生きるようになることを言うのでしょう。

わたしたちの信仰はキリストの十字架の意味するところを信じる信仰ですから、信仰を象徴するものとして十字架が教会堂の上に掲げられ、信徒の胸にその形のペンダントが下がることになります。

このように十字架は単にイエスの磔刑を象徴するだけではなく、そこには意味があります。

調べてみましたが解説するほどのこともないと思いましたのでそのまま書いておきます。

「十」の字の横線は罪を象徴しています。

その横線は上にいます神と下にいるわたしたち人間を隔てる境界線です。それを乗り越えて下から上に行くことができ ない高い壁です。その横線は左右に限りなく延びていて、神とわたしたちを隔てています。

したがって、わたしたちは自分の能力とか知識とか努力では自分を支配している罪の支配力を打ち破って神の栄光に達することはできません。

ところが、一本の縦線がその横線を貫いています。それは神の恩恵を象徴する縦線です。

その縦線は至高の天から発して地のどん底にまで達しています。人間の罪を突き抜けて、神の栄光を下の世界の隅々までもたらしています。横線がどのように太くなっても、縦線もますます太く強くなって横線を貫きます。

この縦線が横線と交差するところにキリストの十字架があります。十字架の言葉は恩恵の言葉であり、わたしたちを救う神の力です。

神の子イエスが十字架で殺されたこの出来事、それ自体が人間に発せられた神の言葉とも言えます。

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