本当に恐れること
マタイの福音書10章28節
●28節.体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。むしろ、魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい。
もちろん、この聖句はわたしたちの命はこの世だけではなく来世も生きることを前提に語っています。
そして、来世で生きる命の姿が本当の命の姿だと言っていると思います。
この命は神から戴いたもので、死ぬも生きるも神様次第。命を取り上げることができるのは神様のみと言えます。
その命をつかさどる方のみがその人を本当の意味で殺すごとができるのでしょう。
わたしたち人間は、誰も来世で生きる命まで殺すことはできません。
だからこの世で何が起ころうと何も恐れることはないのです。神はわたしを生かそうと思えば生かして下さるし、早く来世に導こうと思えばその様になさる。
この世のことはわたしと言う人間の命を完成させるための一里塚であるにすぎない。
わたしたちが本当に恐れなければならないのは、来世での命の決定権をお持ちの神さまなのです。
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