結びの言葉(3章)
聖書の箇所は、テサロニケの信徒への手紙二3章16節から18節です。
●16節.どうか、平和の主御自身が、いついかなる場合にも、あなたがたに平和をお与えくださるように。主があなたがた一同と共におられるように。
●17節.わたしパウロが、自分の手で挨拶を記します。これはどの手紙にも記す印です。わたしはこのように書きます。
●18節.わたしたちの主イエス・キリストの恵みが、あなたがた一同と共にあるように。
著者は最後に、当時の手紙の結びの通例として、平安と恵みを祈る祝福の言葉を置いて、この手紙を結びます。
「自分の手で挨拶を記します」とわざわざ記しているのは、おそらく著者がこの手紙をパウロが書いたものと強調するために挿入したのではないでしょうか。
逆にこの手紙は本当にパウロが記したと言う意見の方は、当時パウロの手紙であるといって出回っている手紙があったから、この手紙が真実パウロのものとするためにこのような語句を入れたのだと言う見方をする方もおられます。
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